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吉本興業がメタバース劇場スタート 同じ大阪のアドバンスクリエイトも

  • 2022/08/29
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ

吉本興業ホールディングス(HD)は、インターネットの仮想空間であるメタバースに、エンターテインメントの新劇場をオープンしたことが報じられました。

観客はアプリを使いアバター(分身)として劇場に入り、お笑いなどの舞台を楽しむという新しいスタイルの劇場になります。新型コロナウイルスの感染拡大で劇場の集客が伸び悩む中、気軽に劇場体験ができる仮想空間でファンを開拓することが狙いです。

大阪はメタバースへの取り組みが早く、同じ大阪のアドバンスクリエイト社も「アバター事業を展開する大阪大学発のスタートアップAVITA株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:石黒浩、以下「AVITA」)と提携し、アバターを用いた保険に関する新たなサービス開発を目的として、提携を開始したことがIR発表されていました。

IRの内容は次の通りです。IRの内容を転載します。
■ 協業の概要
アドバンスクリエイト社は、メタバース時代の到来を見据え、メタバースとリアル世界の垣根を越えた人々の新しい活動や繋がり、そしてサービスの在り方が変化していくという認識のもと、その第一段階の取り組みとして、アバターを用いた保険募集やプロモーションの開発をAVITAと共同で進めてまいります。
AVITAは、20年以上もの間、人と関わるアバターの研究開発を行ってきた大阪大学石黒浩教授が代表を務めるスタートアップで、アバターを活用したコミュニケーションサービス「AVACOM」の提供などを行っています。
これまでのAVITAの取り組みや石黒研究室の実証実験では、生身の人間に対して話す時よりも、アバターに対して話す時の方が心を開いて相談がしやすいという人が、一定数存在することが分かっています。これを踏まえて当社においては、お客さまとのコミュニケーション方法の一つの選択肢として、アバターの活用を進めてまいります。
本取り組みは、アバターとして接客するスタッフのプライバシー保護や身体的・心理的負担の軽減にも寄与し、産休・育休取得者や、高齢者の働きやすい環境整備に繋がります。また、AIによる自動対応と有人対応をシームレスに切り替えることによる業務の自動化・効率化効果も期待されます。
アドバンスクリエイト社は今後も、最先端の技術を積極的にビジネスに活用し、他業界での先行事例をいち早く保険業界に取り入れることで、「最適・快適な購買環境で、簡単便利に保険を購入いただく」基本理念の実現を目指すとしています。

■ 今後の構想
保険募集やプロモーションの新たな可能性を模索する中で、現時点においては以下の通り構想しております。
・子育て中のスタッフ、高齢者、障がい者などが活躍しやすい環境の整備
・アバタースタッフによるお客さまの保険選びやコンサルタント選びのサポート
・アバターによるオンライン保険相談
・AI保険相談アバターの開発
・アバターを活用した社員間の意見交流活性化やメンタルケア
・学生がより気軽に採用担当と話せるアバターによる会社案内・面接
こうした取り組みにより、既存のお客さまとのコミュニケーションを深化すると同時に、今後消費の中心となるZ世代のお客さまにもアプローチしてまいります。また、社員が働きやすい環境を整備し、生産性の向上を目指すと共に、採用活動においても、面接の緊張感を緩和し、学生がより自分を発揮しやすい新たな採用イベントも開催してまいります。

以上だそうです。

アバターによる保険相談の登場も近そうですので、アンテナ張って情報収集しておきましょう。


テスラ保険

  • 2022/08/29
  • Dr.ウエノの保険コラム

「テスラ保険」をご存知でしょうか。
あの米Tesla(テスラ)社が展開している保険になります。

「今後、自動車事業のバリューの30~40%が保険事業になる」
米テスラを率いるイーロン・マスクCEOは2020年7~9月期の決算発表の際に、同社の保険事業の重要性をこう言及したことが報じられました。

そして実際、この考え方を反映した新たなタイプの自動車保険「テスラ保険」(TESLA Insurance)を2021年10月からテキサス州の「テスラEV」(モデルS・3・Y・Xの4車種)ドライバー向けに販売を開始しています。

これまでの自動車保険は年齢、運転歴、車種、事故歴などを基準に算定した「等級」(属性情報)で決まっていましたが、「テスラ保険」はドライバーの「等級」は一切利用せずに、その運転行動を数値化・見える化した「安全運転スコア(セーフティスコア)」をベースに月々の保険料を算定するというもので、スコアが高くなれば月々の保険料は下がり、逆にスコアが下がれば保険料は上昇する仕組みです。
「テスラ保険」の「安全運転スコア(セーフティスコア)」の算出に使われる評価項目は以下の5つの項目になります。
(1)急ブレーキをかけた頻度を示す「ハードブレーキング(Hard Breaking)」
(2)急激なハンドル操作をした頻度を示す「アグレッシブターン(Aggressive Turning)」
(3)前方警告音が出た頻度を示す「前方衝突警告(Forward Collision Warning)」
(4)前方車両と十分な車間距離を取らなかった頻度を示す「過剰接近(Unsafe Following)」
(5)ハンドルに手をかけていないとみなされて運転支援機能「オートパイロット」が解除された回数を示す「強制オートパイロット解除(Forced Autopilot Disengagement)」

テスラ社のPRによれば、テスラ保険の加入時には90点の想定スコアでスタートして(満点は100点)、毎月の安全運転の度合いに応じてスコアは変動、平均的なドライバーで2~4割、満点のドライバーで3~6割保険料が安くなるそうです。

テスラ社は、ドライバーの関係はクルマを購入して終わりではなく、自動車保険を重要なタッチポイントとしてWin-Winな関係性が継続・進化していくと考えていて「今後、自動車事業のバリューの30~40%が保険事業になる」というイーロン・マスクの前出のコメントに至っていて、決して投資家向けの打ち上げ花火ではなく、周到に仕組まれた中長期にわたるドライバーの囲い込み戦略なのだと報じられています。

2010年代、スマートフォンはモバイル通信プラットフォームとして、コミュニケーション領域だけでなく、ショッピング、金融・保険、エンターテインメントなどライフデザイン型サービスの受け皿として伝統的マーケティングのゲームチェンジを促しましたが、2020年代は、今度は自動運転のクルマが「スマホ化」することで新たなモビリティサービスのプラットフォームを形成していくだろうとも報じられています。

因みに、この「ステラ保険」、日本でも東京海上社(個人)とSBI損保(法人)が引受保険会社として提供されています。
時代は変わろうとしているのです。
こうした変化の時こそチャンスがあります。
保険代理店は如何に進むべきか考えて行きましょうね。
答えは出ませんが、結心会に相談することはできますので、お気軽にご相談ください。
但し有料ですが。


金融リテラシーをあげるための教育を保険代理店が取り組んでいきましょう

  • 2022/08/22
  • Dr.ウエノの保険コラム

金融の知識や判断力を意味する『金融リテラシーが最も高い都道府県は島根県と奈良県』だったそうです。金融リテラシー調査は2月下旬~3月中旬、金融広報中央委員会が全国3万人を対象にインターネットで実施したもので、調査は3年ぶり3回目、前回から調査対象を5000人増やしたそうです。

結果、2022年の金融リテラシー調査で両県が正答率トップになったことが報じられていました。両県ともに勤勉な県民性や投資熱が背景にあるようだと分析されていました。
都道府県別の正答率をみると、首位が島根県と奈良県(58.8%)で、それぞれ前回の8位、23位から順位を上げた結果となっているそうです。

トップの島根県では期日に遅れず支払いする人の割合が9割を超え、金融トラブルの経験者は全国平均の7.3%に対し、4.5%と低水準だったそうです。奈良県は1カ月の支出を把握している人の割合が79.8%と全国平均より6ポイント上回ったそうです。

個人型確定拠出年金(iDeCo)について1000人あたりの都道府県別加入者(21年3月末時点、運用指図者含む)をみると、奈良県・島根県は全国平均を超えていて、他にも正答率が高かった香川県、長野県、東京都なども全国平均を上回っており、金融リテラシーの高さがiDeCoの購入につながっていることがわかります。

一方、最下位は沖縄県(51.0%)で、正答率の低い都道府県は病気など万が一に備えた資金確保をしている人の割合が低い傾向がみられると分析されていました。また、全国平均は16年から横ばいが続き「全体の底上げが必要だ」と報じられていました。

一方、金融教育を求める人の割合は全国的に上昇し、平均で過去最高となったそうで、今年は高校の授業で「金融教育」が必修になるなど、金融を学ぶ機運は高まっているとも分析されていました。調査の中で「金融教育を行うべき」と答えた人は16年の調査から9ポイント上昇し72%と過去最高だったそうです。

金融庁も金融教育を強化していて、職員が学校に出向き、学生や教員向けに無料の出張授業を提供、子ども向けに今春から配布している「うんこお金ドリル」は3日間で約1万件の問い合わせがあったそうです。
こうした金融教育の下支えに全国各地の保険代理店を使って欲しいと金融広報中央委員会にもお願いしましたが、勝手にドンドンやって実績を作るのが一番の早道かと考えています。

保険について言えば、全国に来店型保険ショップができて気軽に保険相談できる場ができたことで保険リテラシーは大きく上昇しました。ここ数年は保険ショップとしては生き残れないので金融全般の相談ができるフィナンシャルショップに変化しており、この中で金融教育も実施されています。各代理店が実施した金融教育はSNSを通じて広くアピールすることが肝要かと思います。

全国の保険代理店が意識をもって広く金融教育を実施することで、日本の金融リテラシーの向上に努めて行きましょう!
最後に最近気に入って使っているワードを。
「微力ではあるが無力ではない」
ということで、コツコツ頑張りましょう!

お客様は見ている

  • 2022/08/22
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ

スシローを運営するFOOD&LIFE COMPANIES(F&LC)は2022年9月期の連結純利益を従来予想の87億円から30億円と大幅に下方修正したことが報じられました。

6月には昨年9月から12月に販売されたウニやカニなどのメニューが、実際には約600店舗で9割も提供できなかったのにCMを継続していたことで、「おとり広告」として公正取引委員会から措置命令を受けたスシロー。その後も「生ビール半額キャンペーン」の展示物を誤って前倒しで掲示し、半額だと思って飲んだ客に通常の価格を払わせたことで炎上しました。

コロナ第6波が収束後は、軒並み大手回転寿司チェーンは回復基調にあり、ほとんどの会社が、前年度を上回る売上げでしたが、「スシロー」だけは騒動が持ち上がった6月期からは前年度より売上げが下がり、ひとり負けの状態が続いているそうです。

「くら寿司」は店長の焼身自殺でブラックな体質が明らかになり、「かっぱ寿司」寿司全皿半額キャンペーンで長蛇の列を作り、いずれも炎上しましたが、同じ炎上にしても、「スシロー」の場合は消費者を裏切っていることから、大きなダメージを受けることになったようだと報じていました。

お客様を甘く見てはだめですね。お客様はこうした企業の対応に大変敏感ですので、常にアンテナを張ってお客様の声を集めることが大切です。

同様にお客様の声に対応した企業の動きとして次のニュースが報じられていました。それが、中国の新疆ウイグル自治区の綿花が強制労働で生産された疑いがあるとの批判が国際的に高まるなか、セレクトショップ大手のユナイテッドアローズは、現地で生産された綿花の使用を今後、中止すると公表したというものです。
理由について会社は、現地の綿花が強制労働で生産された疑いがあるためだとしています。

会見で、松崎善則社長は「企業活動より、人権尊重のほうが優先されるべきだと考える。恥じることなく自信をもって商品を提供していくため、取引先の企業にも理解や協力をお願いしたい」とコメントされたことが大きく報じられていました。
中国の新疆ウイグル自治区の綿製品をめぐっては、強制労働で生産された疑いがあるとの批判が国際的に高まっていて、アパレル大手のワールドや三陽商会、それにTSIホールディングスが、現地で生産された綿製品の使用を中止する方針を決めています。

「お客様はこうした企業の対応を見ています。見ていてダメな企業のモノは買わないという行動に出ます。お客様を甘く見ていると企業は生き残れません。」

小売業でありサービス業である保険ショップもお客様から常に見られています。パソコンに向かって保険の見積りを作っている姿、電話対応している姿、店頭での姿等々一挙手一投足が見られています。保険ショップは舞台です。舞台に立った以上は常にお客様に気を使いプロの接客業として振る舞う必要があります。疲れたらバックヤードで休めば良いのです。そのためのバックヤードです。バックヤードから店舗に出るドアには通常鏡が備え付けてあって「身だしなみと笑顔の確認」と表示されています。

保険ショップのスタッフは、もう一度「お客様は見ている」を肝に銘じて下さいね。
昔はよくメディアで「保険ショップ巡りをしてみた」みたいな記事が出て、いくつかの保険ショップを記者が直接回っての感想が書かれていましたが、最近は全くかかれなくなりました。大手保険ショップでは業者を使って毎年「覆面調査」を入れてスタッフの対応をチェックしていました。初心に戻って考えてみましょうね。

生命保険の大切さ

  • 2022/08/15
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ

生命保険協会で平成6年度から平成15年度にかけて「生命保険と私」をテーマとしたエッセイコンテストを実施し、この入選作が生保協会のホームページに掲載されています。

生命保険を募集する人間は必ず読む必要があるとして募集人研修では常に使用していましたが、久しぶりに読んだのでご紹介します。

ネクタイ派手夫が好きな作文を2題ご紹介します。
◆2001年エッセイ・最優秀賞
『母に言えなかった言葉』
大阪府 大沢美里さん22歳(会社員)

突然、事故が起こったのは、私がまだ八歳の頃。暑い夏、大好きだった母は、私に何も言わず天国へ旅立ってしまいました。母子家庭だった私は祖父母に育ててもらいました。年金生活の中で私は、中学、高校、短大へと進学し、今から思うと、それを当然の事と思い、贅沢もたくさんしていました。
 当然の事を当然ではないと知ったのは、私が短大の卒業式を迎えた日のこと。祖母は私にこう言いました。「あなたのお母さんね、貧乏だったけど、生命保険にだけはちゃんと入ってくれてたの」と。そして、そこから、私が進学するたびにお金を引き出していた事、私を育てるための生活費用に使っていた事を話してくれました。
 母は私に何も言い残さずに逝ってしまいました。しかし母は、私にしっかりと道を歩ませてくれていたのです。もう残りわずかとなった母の保険金は、もうすぐ私の結婚費用としてなくなろうとしています。
 私のたどってきた道には、いつも母の支えが、愛情がそそがれていた事に、今更ながら感謝し、あの日、母に言えなかった言葉を心の中で何度もくり返しています。
 「ありがとう」と。

◆2003年エッセイ・最優秀賞
『願いを短冊に』
東京都 伊藤由美さん35歳(会社員)

私には四歳になる娘がいます。
その娘が最近、文字を教えてほしいとせがむので簡単なものを教えました。
それから何日かたったある日、娘の通う幼稚園の先生から電話がありました。
先生は七夕に飾る短冊に願い事をみんなに書かせたら私の娘は
「いいこにしますから、おとうさんをかえしてください。」
と書いたそうです。
私は去年、交通事故で夫を亡くしています。
私はそれから、パートの仕事をはじめ、生活費の一部に充てています。
私の場合、夫が生命保険に入っていたので、なんとか生活できますが、もし、夫が生命保険に入っていなかったらと考えると、ぞっとします。
夫は私にお金のありがたみを教えてくれました。
私はパートの帰りに娘を迎えに幼稚園へ行きました。
そこには、先生の言っていた七夕飾りがありました。色とりどりの短冊を笹の葉に結んである竹は短冊の重みでしなっていました。
私は一番目立つところに、夕べ書いた短冊を結びつけました。
「パパ、ありがとう。わたしもあいたい。」

主宰している結心会での合言葉は『生命保険は愛』です。
こうした作文の想いを糧に日々保険募集人はお客様に寄り添って頑張っています。
もう一度、思い起こす必要がありますね。
この作文を読んで気持ちを新たに頑張っていきましょう。