- 2017/07/14
- ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ
「3メガバンクが東南アジア戦略を加速している。」との記事が日本経済新聞に掲載されていました。
最近は、保険も東南アジアで生きるしかないと考えているので、興味深い記事でした。
記事の内容は次の通りです。
『これまでは進出済みの日系企業との取引が中心だったが、出資や買収を通じて現地の銀行との連携を強化する。日系企業と取引する地元企業や個人にも取引の裾野を広げ、成長を取り込む。3メガを含む国内銀行の東南アジア向け融資は5年間で7割増と好調で経営資源を重点的に配分する。
三菱UFJフィナンシャル・グループの2017年3月期の融資残高は前年比9%増の12兆3千億円になった。13年末にタイで5位のアユタヤ銀行を買収。15年1月には三菱東京UFJ銀行バンコク支店をアユタヤ銀に統合し、日系企業向けの融資を含め、タイでの事業はすべてアユタヤ銀が担う仕組みに変えた。アユタヤ銀を傘下に収め、日系企業に連なる地元の部品メーカーや従業員向けローンといった個人分野にも事業領域を広げている。タイ企業による米国企業のM&A(合併・買収)向けに資金を用立てるなど、「外―外」の取引も増えている。
三井住友フィナンシャルグループも地場の大企業を中心に中核となる顧客企業を200社選び、預金や為替取引など資金需要を取り込む。三井住友銀行は約1500億円を投じてインドネシアの年金貯蓄銀行への出資比率を40%に引き上げた。法人取引に加え、スマートフォンを使った送金サービスなど個人取引にも注力する。
みずほ銀行の東南アジア向け貸出残高も17年3月末時点で約4兆4千億円で4年前に比べ6割近く増えた。東南アジア諸国連合(ASEAN)地域で決済ビジネスへの参入も検討しており、丸紅と協議中だ。
3メガ銀は東南アジアの開拓余地の大きさに期待している。融資額はまだ米国向けの10分の1ほどだが、2億人を超えるインドネシアといった人口の多い国が複数ある。日系企業のカバーだけでは成長が限られるため、地元に精通した現地銀行と連携してリスクを抑えながら需要を取り込む。ただ、資本を入れれば現地需要を取り込めるわけではない。自行のグローバル網といかにシナジーを持たせられるかが問われる。
日銀によると、3メガ銀を含む国内銀行の東南アジア向け融資は17年3月末時点で約22.4兆円で、過去5年間で75%伸びたがその伸び率は近年鈍化しつつある。日系企業向けから、現地市場の取り込みに一段と踏み込むことで新規需要の取り込みを狙う。』
如何でしょうか。日系企業に連なる地元企業や従業員マーケットは非常に大きなマーケットだと思います。
保険も国内の代理店がブローカーとして現地邦人に保険販売していますが、地元国民に販売しないとパイは限られます。
日本での保険募集スタイルは海外でも通用すると考えています。保険代理店による募集、保険ショップ、WEBによるリーズ獲得によるマーケティング、コールセンターを活用した募集等々、この10年間を支えた色々な保険募集スタイルを海外でトライしてみたいと思っていますが、如何でしょうか。
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- 2017/07/07
- ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ
「FWD」社と聞いて、直ぐに分かる方は意外と少ないかと思います。
FWD社は、2013年に設立されたパシフィック・センチュリー・グループの保険事業部門で、香港・マカオ、タイ、インドネシア、フィリピン、シンガポール、ベトナムで事業を展開しています。こうしたアジアの実績をもとに、2017年5月から日本でも事業を開始しました。えっ、ご存知ありませんか? 日本における保険会社は、買収されたAIG富士生命保険社になります。4月末に株式は完全にFWD社保有となりましたが、社名変更はまだ少し先になります。
アジアから進出した「新」保険会社は、金融庁の言う「顧客本位の展開」をどう考えいるか、どういった保険商品を販売しすることで他保険会社と差別化を図るのか等々、聴いてみたいことが沢山ありますよね。
そこで、FWD社を訪問して聴いて来ようという企画妄想をしています。
販社である保険代理店が直接メーカーであるFWD社の本社に行って確認するという暴挙企画です。保険会社と保険代理店が「対話」すること自体、現在の保険会社でもないことですので、これが実現できれば、過去にない「代理店に寄り添う保険会社」を立証できると思います。代理店に寄り添えれば当然お客様にも寄り添うことのできる保険会社となりますので、まずは「実行できるかが一つの試金石」になると考えています。
聴きたいことは沢山ありますが、こんなことを聴けたら面白いと勝手に考えています。
①金融庁の言う「顧客本位の業務体制」を如何に実効性のある形で「見える化」させようと考えているか。
②アジアで各種保険販売をしている中で日本でも商品として有効と考えるものは何で、他保険会社との差別化が可能と考えているのか。
③多くの訪日客がアジア各国から入国している中、アジアの保険会社として日本とアジア各国双方での新しいサービスを構築できないのか。
④バンコクライフがタイで日本のセールスレディー的な営業展開を開始し成果を挙げているというニュースが流れているが、所謂「日本流の保険販売手法」をアジア各国の保険会社でトライしてみる気はないのか。
如何でしょうか。あくまで「妄想」の段階ですが、こうした企画を考えること自体、大切なことだと思います。保険会社と保険代理店は「新しい関係」を構築する時代に突入しました。フィデューシャリ―を実際に行うのは保険代理店です。保険代理店がフィデューシャリ―を守れないと考えれば該当する保険会社の商品を売りません。従って、保険会社と保険代理店が「共に手を取ってフィデューシャリ―を守るために行動」していかなければなりません。
お客様に託される保険代理店、保険会社となるために、こうした過去なかったようなことを現実化していかなければと考えています。
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新しいマーケット層に脚光が集まっています。
その数、1,700万人!
何だと思われますか?
通称、「GG」で、正式名としては「Golden Generations」と表されています。
この新しいマーケット層とは、「50代、60代のオジサン世代」なのです。
このGGの攻略を目指して、6月に新雑誌「ジジ」が創刊されました。
編集長は「レオン(LEON)」創刊編集長を務めた方。
ジジ編集長は、「一世を風靡した"ちょいワルオヤジ"達は、もはやジジイ。しかし、現在50代〜60代の彼らは心身ともにまだまだ元気」とし、「バブルを経験した彼らのモノやコトへの興味はいまだ旺盛だ」と分析しています。これからの人生もアグレッシブに謳歌したいと望む彼らを、シルバー世代の中でひときわ輝くゴールドな世代として「ゴールデン・ジェネレーションズ(Golden Generations)」と名付け、50代〜60代のシニア富裕層に向けて情報を発信しようとジジが創刊されたのです。
展開予定のコンテンツは、ファッションをはじめ、「車」、「バイク」、「旅行」、「高級医療」、「フィットネス」、「時計」、「不動産」、「相続・遺産」、「IR・カジノ」、「孫へのギフト」、「(親の)介護」、「グルメ」など。
気になっていたので、Dr.ウエノも購入してみました。
チョット、盛り沢山過ぎて正直物足りない内容でしたが、こうした新しいマーケットに注目が集まることは良いことだと思います。
高度経済成長も経験したこのGG世代。Dr.ウエノもこのGG世代です。
一昔前だと、定年退職前後で、子どもも巣立ち、お金を残す必要もないので、退職金と年金をベースに慎ましい生活をしていたイメージですが、今のGG世代は「ゴールデン世代」と呼ばれるほど特異な層だと思います。
孫にはお金を惜しまず使い、自身のライフスタイルを固持しつつ、面白い楽しいと思ったことにはお金は使うといった世代になります。最近は「シニア起業」も多くなっていて、生命保険のターゲットとしても再注目が集まっている世代だと思います。
実はこの世代に当てはまる保険代理店の方も多いと思います。既に顧客としてGG世代を保有しているのです。これは「強味」になると思います。
従って、今後、保険代理店が顧客でもあるこのGG世代に如何に色々なアミューズメント性の高い情報を配信できるかが大切になると思います。自動車保険や火災保険や生命保険の「一顧客としてではなく」、「GGマーケットだと考えた一工夫」をしていきましょう。
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平成28年11月2日に金融庁から「利益相反の管理」という資料が発信されています。
保険代理店にも利益相反管理が課せされていますので、一度、確認してみましょう。
◆利益相反管理体制の整備についての資料をそのまま転載します◆
(1)利益相反管理体制の整備に関する基本的な考え方
(2)利益相反のおそれのある取引を特定するための体制の整備
①あらかじめ、利益相反のおそれのある取引を特定し、類型化しているか。
②利益相反のおそれのある取引の特定にあたり、証券会社等及びその親金融機関等
又は子金融機関等の行う業務の内容・特性・規模等を適切に反映できる態勢となっ
ているか。
③特定された利益相反のおそれのある取引について、例えば新規業務の開始等に
対応して、その妥当性を定期的に検証する態勢となっているか。
(3)利益相反管理の方法
①特定された利益相反のおそれのある取引の特性に応じ、例えば以下のような点に
留意しつつ、適切な利益相反管理の方法を選択し、又は組み合わせることができる
態勢となっているか。
イ.部門の分離による管理を行う場合には、当該部門間で厳格な情報遮断措置(シス
テム上のアクセス制限や物理上の遮断措置)が講じられて いるか。
ロ.取引の条件若しくは方法の変更又は一方の取引の中止の方法による管理を行う
場合には、親金融機関等又は子金融機関等の役員等が当該変更又は中止の判断
に関与する場合を含め、当該判断に関する権限及び責任が明確にされているか。
ハ.利益相反のおそれがある旨を顧客に開示する方法による管理を行う場合には、想
定される利益相反の内容及び当該方法を選択した理由(他の方法を選択しなか
った理由を含む。)について、当該取引に係る契約を締結するまでに、当該顧客
に対して、顧客の属性に応じ、当該 顧客が十分理解できるような説明を行って
いるか。
ニ.情報を共有する者を監視する方法による管理を行う場合には、独立した部署等に
おいて、当該者の行う取引を適切に監視しているか。
②自社及び子金融機関等が新規の取引を行う際には、当該取引との間で利益相反が
生じることとなる取引の有無について、必要な確認が図られる態勢となっている
か。
③利益相反管理の方法について、その有効性を確保する観点から、定期的な検証が行
われる態勢となっているか。
(4)利益相反管理方針の策定及びその概要の公表
(5)人的構成及び業務運営体制
(6)監督手法・対応
「利益相反」の可能性は常に隣り合わせに存在することを認識することから始めましょう。
常にあることを理解した上で、こう管理していますということが管理方針になると考えます。
最近は保険会社が保険代理店に出資していることも珍しくなくなりました。株主である保険会社が代理店に当該社の保険を売らせている行為は「利益相反」の疑いがあると考えられます。企業系代理店等は親会社の意向で特定保険会社の商品ノルマがあるのではないかと思います。こうした利益相反の疑いのある行為は隣り合わせに存在します。
今一度、点検しておく必要があると思いますね。
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- 2017/06/30
- ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ
毎週日曜日に放送されるTBSのがっちりマンデーに「ダイソー」が登場しました。内容が興味深かったので、ご紹介します。
「ダイソーの魅力は何なのか?」
それは、「色んな種類があるから選べる」、「見て歩くのが楽しい」、そして顧客が口々に「飽きない」という言葉を発していました。
これこそがダイソー躍進のキーワード!として紹介されていました。
ダイソーのアイテム数は約7万点。とにかく次々に商品を作り、値段以上の価値でお客様を起きさせないように工夫されています。毎月投入される新アイテム数は、何と700!総アイテム7万点の何と1%が変化しているということになります。これでは、「飽きない」ですよね。
そのためには、妥協を許さないメーカーとの真剣勝負が絶対必要とのことで、商談の模様も放送されていました。
ダイソーの商品は、基本、1個100円と決まっていますので、その値段の中でどれだけ工夫と改善をメーカーさんにしてもらえるか勝負だとバイヤーが発言していました。従って、細かい商談を重ね、メーカーサイドがダイソーで売ってもらうには10回以上の直しがあることもあるそうですが、それでもダイソーで売ることはとても魅力的と発言されてました。
一つで儲けるんじゃなくて、凄い量を出しながらトータル的に少しずつの収益がにじみ出てくると仰ってました。世界4,950店舗で売れるので、メーカーも十分に採算が取れるってワケです。
絞って絞って作り出した商品はそれだけ思い入れもあるので、お店に出すと必ず売れます!
矢野社長自身もふらりと商談ブースに顔を出し、ある商品に対しこう発言されました。
「使用期間1ヶ月。お客様に不利なことは大きく分かるようにしとった方がええぞ!有利なことは小さくてもええけど、お客様にとって嫌なことは大きく書いた方がええぞ!」こうした妥協しない現場がつくった商品で飽きさせません!
では、一体お店ではどんな工夫をしているのか?
ダイソーのNO1店舗が紹介されていました。何と店長は入社3年目。凄い話ですよね。そして営業時間中でもどんどん売り場の陳列を動かしていくのがダイソー流だそうです。売れ筋の商品を前に出したり、商品の分類を変えてみたり、今回はビーチサンダルの新商品の入荷をきっかけに夏のアパレル類と夏の遊び道具をキレイに分けたほうがいいと急遽変更
する映像が放送されていました。
「商い」とは「飽きない」と昔から言われていますが、「商い」の真髄は過去も今も変わらないと思います。
「飽きさせない」、「ワクワクさせる」等が「保険ショップでも出来ている」でしょうか?
もう一度、原点に返って「飽きさせないために何が出来るか」をスタッフ全員で考えては如何でしょうか。
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