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技術の進化が保険料に転化

  • 2016/12/02
  • Dr.ウエノの保険コラム

損害保険各社は、衝突などを防ぐ「自動ブレーキ」を搭載した車を対象に平成30年から自動車保険の保険料を9%程度、割り引く方針を固めたと報道されました。


自動ブレーキは、前方の車や歩行者に衝突する危険をレーダーなどで検知して自動でブレーキがかかる機能で、自動車メーカー各社が積極的に車に搭載したことから急速に普及が進んでいます。テレビのCMでも良く見かけますよね。

報道によると、損害保険各社が加盟する損害保険料率算出機構が自動ブレーキを搭載した車の事故の頻度が、搭載していない車よりも少ないことを理由に、各社が保険料を決める基準となる「参考純率」を9%引き下げることを決め、これを受けて損害保険各社は、再来年、平成30年から自動ブレーキを搭載した車を対象に、自動車保険の保険料を9%程度、割り引く方針が決定したそうです。

自動車保険は、高齢ドライバーによる事故の増加や、自動車に使われる電子部品の修理代の上昇などを理由に、ここ数年、保険料が値上がりする傾向にありましたが、自動ブレーキのような安全技術の普及により事故が減少し、保険料の一層の値下がりにつながるのか注目されます。

損害保険は「モノ」が対象なので、このように「モノ」が進化すると保険も進化します。

耐火性能の高い建物の火災保険は割引になったり、オール電化で直火を使わなくなると割引になったり、耐震性の高い建物は当然割引になったり、機械警備があると消防車よりも警備会社の方が先に駆けつけてボヤ程度に押さえられることで割引になったりと、時代の進化と共に保険も進化して来ました。

自動車保険でも、エアバックがついていると大きなケガに繋がらないとして割引がありますが、今回の「自動ブレーキ」があれば大きな事故につながらないと実証も出来ましたので割引スタートしても当然というところでしょうか。

最近は高齢者の事故が多くなっていますので、自動車メーカーには一日も早く「自動運転」を実現して貰いたいものです。自動運転だと運転手に過失はなく、車自体の不備ということで自動車保険ではなく、製造物責任保険だという議論も既にありますが、その時が来れば、保険もまた進化すると思います。

生命保険も実年齢でなく健康年齢で保険に入れるようになる時代ももう直ぐです。

時代と共に、「モノ」の進化と共に、保険も進化します。

進化しすぎると保険そのものの必要性も無くなるともいわれていますが、それまでの保険の進化を楽しんで見守ってみては如何でしょうか。

時代を超えたエッジの効いた保険の登場も見てみたいものですね。


さあ、12月突入! 保険ショップで今やらないといけない事

  • 2016/12/02
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ

今年も残り1ヶ月となりました。

慌ただしく年末年始となりますが、保険ショップも最も活況を呈する4ヶ月となります。

そこに向けて、今、何を為すべきか? わかっていますか?まずは、こんな大切な4カ月間を迎える前にスタッフを『教育』をすることです。この忙しい(と勝手に思っているだけ)12月にこそ、スタッフ全員に順次集めて『教育』することです!一人のお客様も逃さないように、スタッフ一人一人の「接客力」、「コミュニケーション力」、「提案力」、「クロージング力」の「アップ」を図る必要があります。年明け2月~3月にかけて最も忙しい時期を迎えることはスタッフも十分承知していますので、このタイミングでの『教育』は、スタッフも歓迎してくれます。12月は全スタッフを順番に本部に呼んで、一人一人「ロープレ」をさせてみて下さい。

保障系保険のフルコンサルロープレ、資産形成系保険のロープレといった感じで、3パターン位「顧客設定」をしてもらって、たまには「社長がお客様役」になって、「スタッフ一人一人全員とロープレ」をしてみて下さい。ロープレは出来る限り多くのスタッフに観て貰いたいので、3人一組で参加者全員の前でロープレを披露し、他のスタッフからも感想を聴いたら良いと思います。

「なかなか自分で気づく」ことは難しいですが、「他人を見て、自身で気付きを得ることは多い」と思います。3人一組でバージョンを変えて複数のロープレをやるとなると完全に一日仕事になりますが、社長とスタッフが真剣に対峙して行うロープレをするだけで、スタッフの力量は大幅にアップします。誰でも「社長とロープレ」となると事前に「練習」しますよね。

顧客設定が事前にされていれば、何を聴かれても答えられるように必死で勉強して、何度も何度も練習して来ますよね。ここがポイントです。「自主練」もダラダラやっても効果はありませんが、こうした緊迫感の中でやることで格段に力がつきます。

ある保険代理店では毎年「ロープレ検定」をして「合格」しないと「ロープレ手当」が支給されないというところもありますので、給与を減らさないためにも必死で練習して参加して来ます。次に今、為すべきことは「2月~3月にかけての集客の仕掛け」です。そのためには12月、今から行動を起こさなければ間に合いません。集客については色々な手法がありますが、これは秘密なので、お知りになりたい方は別途、連絡下さい。有料でご教授しますので。取り敢えず、12月は週末ごとに「小」イベントを実施して「保険ショップの存在を告知」していきましょうね。昔、毎年11月は生命保険の月でした。従って、12月保険始期の方も多く、「保険料控除」の葉書が保険会社各社から送られてきますので、「保険に関するニーズが通常月より喚起」されてます。小イベント展開によりニーズの高まったお客様と接触する機会を作るのです。年末年始は地方の保険ショップには首都圏、大都市から子供たちが「正月帰省」します。地方に行くと「将来は必ず実家に帰ってくるので保険加入するのだったら地元と決めている」という帰省客も多く来店されます。帰省客に気付いてもらえるように「年末年始は非日常の派手さ」にする必要もあります。商業施設に入っている保険ショップは、12月31日まで仕事をして帰ったら紅白歌合戦も二部突入位で、年明けたら正月元旦から勤務ということになりますが、皆さん、お客様のために頑張っていきましょうー!