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自動販売機に貸し傘

  • 2017/06/16
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ

梅雨の時期を迎え、忘れ物の傘を自動販売機の横に備え付けて無料で貸し出すサービスが、東京都内などで始まりました。

何と、このサービスは、大手飲料メーカーのダイドードリンコが、東京など関東地方の1都5県と愛知県に設置している『自動販売機』、合わせて40台で始めたものです。

しかも、無料で貸し出す傘の多くは、駅や列車などに利用者が置き忘れたものを飲料メーカーが買い取ったり譲り受けたりしたもので、ある意味「エコ」にもなりますよね。自動販売機の側面に7本、備え付けられているそうですので、見つけたら写メ撮ってみて下さい。。
今月中に設置した自動販売機を210台に増やすとのことで、意外と近くで発見できるかと思います。

今回、傘を提供した鉄道会社3社では、傘の忘れ物が合わせて年間10数万本にも上るということで、東急の担当者は、「置き忘れの傘は、全体の2割ほどしか返却できていないのが実態で、残りは処分していた。必要な人に使ってもらえればと思い、今回の取り組みに協力した」と話していました。

この飲料メーカーでは、すでに関西地方で同じサービスを行い好評を得ているということで、「自動販売機は飲み物を販売するだけだったが、傘を通じて地域の役に立つことで商品購入のきっかけになれば」と話していました。

「梅雨」シーズンに合わせて、なかなか旬なニュースだと思います。
でも、この「貸し傘」ですが、既に数年前から「保険ショップ」でやっています。かなりの割合で商業施設の出入口近くに保険ショップは出店しています。突然の雷雨で駐車場の車まで行けないという方も多く、こんな際に、傘をお貸ししています。
傘は保険ショップで購入し、誠に申し訳ないのですが、ビニール傘に大きく「保険ショップ名をマジックで書かせて」いただいています。こうした表記をしておくと、ほぼ100%の割合で次回商業施設にお越しの際に返却いただけます。「傘を借りれて助かったよ」という声が圧倒的で、傘を返却に来られた際に保険相談に繋がる切っ掛けになっています。

こうした「ちょっとした心遣い」が保険ショップ成功の鍵となります。
先日、久しぶりに商況施設のリーシング担当の方と話す機会があり、こうした話をしましたら大変喜ばれていました。話の後、リーシング担当から言われた一言は、「別の所にも保険ショップ出店して欲しいので、また連絡します。」でした。
心遣いが出来る保険ショップをリーシング担当者も探しているのです。

保険ショップは、「サービス業」です。
ドコモも保険ショップ始めましたが、ここの保険ショップは「小売業」の域を出ないですね。
幸いにも、サービス業の根っこが分からない方が多く、我々からすると競業相手にもなりませんね。


若年層の保険の意識

  • 2017/06/09
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ

先般、流通経済大学の学生たちが事務所に来てくれて、保険についての意見交換する機会を得ました。流通経済大学は茨城県龍ヶ崎市と千葉県松戸市にキャンパスを置く大学で、わざわざ東京の事務所まで来てくれました。
 
学生たちが考える仕組みの中で、「保険」を活用したいということで、意見を聞きに来られました。約2時間ほど、学生たちと意見交換し、逆に学生たちがこんな保険だったら加入したいと思うリスクを聞いていたところ、意外にも「チカン冤罪保険」に強い関心を示しました。
 
彼ら学生にとって、「今」を否定されることに異常な抵抗感があるのに驚きました。
チカンと間違えられた段階で仕事も無くなり、「今の社会」から放り出される恐怖が凄く強いことがよくわかりました。チカン冤罪保険は、「交通費の一部」と考えて、是非加入したいと言っていて、社会人よりむしろ社会に出る前の学生向けに売れるのかと思いました。もし著者が今、学生でチカンに間違えられて、社会から放り出されたらどうするかを考えたら、恐らく海外に飛び出して仕事を探して、グローバルなビジネスマンになって日本に錦を飾るけどなと言ったら信じられないといった顔をされました。
そこで、「君たちが一番恐れる社会から放り出されるような事件・事故に巻き込まれた際に、海外に行って再起するために例えば半年間、英語かタイ語といった語学教室に通える費用を負担する保険があったら加入する?」と聞いたところ、間違いなく加入するとの回答でした。
 
若い人のことは若い人とじっくり話さないとわからないですね。機会があれば、こうした学生たちとの意見交換を色々な大学としてみたいと思いました。ドコモが保険ショップをスタートした際、その目的の一つに「若年層に保険を浸透させたい」としていました。日本生命も若年層の保険料を割り引き、加入し易くしていますが、「価格」ではないことは読者の皆様がご承知の通りだと思います。

「若い人のことは若い人に聞く!」これしかないですよね。
でも、この機会を如何に創っていくか?が大きな課題だと思います。大掛かりなことは出来ませんが、各地の保険代理店の皆さん、是非、近くの大学に声をかけて、少なくても良いので学生たちとの意見交換の場を作ってみては如何でしょうか。
以前、保険ショップのイベント開催の際に近くの大学に求人広告を出して中長期のイベントの際にアルバイトを活用していましたが、こうした展開から若い人の考えを知る機会を作ることが出来るかと思います。
あとは、保険代理店自体に若い方を採用することだと思います。頑張って毎年「新卒者」を採用されている所もありますが、採用することで若い方の考え方を理解できると思います。

保険代理店としても「若年層対策」を真剣に考えてみて下さい。


ライターによる事故

  • 2017/06/09
  • Dr.ウエノの保険コラム

ライターの残り火でやけどをしたり、車の中に放置したライターが破裂したりする事故が、7年半余りの間に700件以上起きていることがわかり、消費者庁が注意を呼びかけています。

消費者庁によりますと、ライターに関する事故はことし3月までの7年半余りの間に722件報告され、このうち死亡事故が1件、重傷事故が22件起きているということです。

最も多いのは、ライターの内部に入り込んだ小石などの異物の影響で残り火が発生し、火傷などの事故につながったケースで、209件ありました。
一昨年には、使用後に胸ポケットに入れていた使い捨てライターの残り火で服が燃え、男性が死亡したということです。この手の事故は過去も多く報告されていて、ライター使用後スラックスのポケットに入れたら着火して火傷したとか、逆に行列の中で煙草を吸おうとライターを着火したら前に並んでいた人のセーターに着火して火傷をさせたという事故もありました。

また、直射日光が当たる車の中など、高温になる場所に放置していたライターが破裂する事故も目立っています。
国民生活センターの実験では、気温が20度ほどの屋外に車を駐車した場合、2時間半後には車内の温度はおよそ46度、直射日光の当たるダッシュボードの表面温度は80度近くにまで達し、ライターを放置すると非常に高温となり、破裂などの危険があるということです。
このほか、子どものいたずらで火災につながったケースも報告されているということです。

消費者庁は、ライターを使ったあとは火が完全に消えているのを確認することや、車のダッシュボードの上やガスコンロの近くなど高温になる場所にはライターを放置しないこと、子どもの手の届くところにライターを置かないことなどを呼びかけています。

こうした事故に備えるため、ライターには賠償責任保険がセットされています。使い捨てライターをお持ちの方はライターの側面に貼られたシールに「賠償責任保険」の文字を確認できると思います。所謂、PL保険(製造物賠償責任保険)がセットされています。一番、「身近に感じられる保険」だと思います。
PL保険で言えば、「コンビニで貰うビニール袋」もPL保険を身近に感じられるモノの一つです。ビニール袋に何か印字された文言にお気づきでしょうか。ビニール袋を被って窒息する怖れがるとか、印字された文言が着ている服に付くこともあるので気を付けてといった「警告」が書かれています。「PL」は、製造物そのものの瑕疵だけでなく、こうした警告が不十分であった場合も製造業者が責任を負わざるを得ない仕組みになっています。

PL保険を身近に感じられるライター、コンビニのビニール袋等を一寸意識していただき、保険を身近に感じていただけると有難いですね。


問題解決策は現場にある!

  • 2017/06/02
  • Dr.ウエノの保険コラム

最近、保険会社の代理店会や代協支部で講演会をさせていただく機会を得ました。
Dr.ウエノを講師でお招きいただきました代協支部の皆様、保険会社の皆様、深謝申し上げます。
こうした場で、色々な保険代理店の方々と接することが出来ると大変楽しく思います。

今回も講演の後、多くの保険代理店の皆様と名刺交換をさせていただき、その後、メールで意見交換、情報交換をさせていただいています。
色々とお話ししていると、そこに問題解決の糸口が沢山出て来ました。

因みに、全国の保険代理店の皆さん。
皆さんが信頼に足る保険会社社員が今、いらっしゃいますか?

Dr.ウエノが以前勤務していた保険会社には、「20年に一度優秀な社員が来るので、この時に大きく飛躍する」という保険会社伝説がありました。
「優秀な社員」というのは、恐らく「腹を割って話し相手になる社員」という意味だと考えています。

「こいつなら」という社員が現れると代理店もプライベートも含めて色々な話をして何度も何度も話をすることで、取り組むべき方策が生まれ、信じた社員と一緒に取組むことで成果も生まれるという流れが伝説となったのだと思います。

保険会社勤務時代にDr.ウエノは少なくとも保険代理店さんと腹を割って話すことが出来る社員であったと自負しています。従って、講演が終わった少しの時間でも代理店さんと話していると色々と本音が出て来て、その解決策も意外と簡単に導き出すことが出来ます。

「すべては現場にある!」
改めて、こう感じました。

以前、某保険会社から社員向け研修の依頼を受けたことがあります。
テーマは「保険会社の営業社員が大手保険代理店社長と話が出来るようにするためには、如何にしたら良いか?」というものでした。このテーマは保険会社からの熱い依頼で引き受けさせていただきました。保険代理店経営者の方は多忙ですから、何の情報も意見も持たない保険会社社員と会ってられないですよね。でも、「こいつは」と思う社員には、何かある度に逆に意見を求めたいと思われますよね。「こいつは」と思われるためには何が必要かを社員に理解させる研修は好評でしたが、出来るかと言われると正直無理かなという気もあります。

「代理店主の心、保険会社社員知らず」を解消する研修、保険会社の皆様、導入されませんか?

代理店主に寄り添えなくて顧客に寄り添うことなど到底無理かと思いますよ。
少なくとも「保険代理店の店主、経営者は何を考えているか」くらいは理解されても良いかと思いますが、如何?

保険ショップの過去の成功体験

  • 2017/06/02
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ

保険ショップの過去の成功体験を未だに引き摺っている代理店が多いですね。

過去は過去です。

今は顧客動向、ニーズが日々大きく変化しているのに、これに目を瞑って過去の成功体験を未だに信じて取り組んでいる保険ショップでは先行きはありません。

セブンイレブンがここまで続いたことについて「日々、何らかの形で変化させてきたから」と有名な経営者の方が仰っていましたが、その通りだと思います。

何度も言っていますが、保険ショップは「サービス業」です。「保険代理店業」ではありません。従って、顧客の変化を「感じて」、常に「変化」させることでのみ生き残れると考えています。故に成功体験を顧みてはダメです。
折角、日々、お客様と接して、生の声を聴いているのですから、この声を反映させたショップにしなければ、ショップとしての意味がありません。うちは料理に自信があるから変わらない味で繁盛を極めた商品を相変わらず売り続けているというレストランが続くと思われますか。保険ショップとは名ばかりで一店舗だけを頑なに守っていくという体ではそれでも良いかと思いますが、少なくても複数店舗を広域に展開しているのであれば、経営者は常に店舗に顔を出し、スタッフと話し合い、現状をきちんと把握し、イベントくらいは参加して顧客に直接接して、肌感覚で、お客様が何を求めているかを理解すべきです。

保険ショップの経営者の皆様、出来ていますか?

・出店している商業施設のマネージャーさんといつ会いましたか?
・マネージャーさんと会って最近の商業施設自体の状況をきちんと把握していますか?
・商業施設に行く時は従業員専用入口から入ってバックヤードに掲示されている色々な紙
媒体を見ていますか?
・商業施設に行く際はバックヤードにいらっしゃる従業員さんの数を把握して、相当数の手
土産を持参していますか?
・商業施設に行ったら、全てのフロアを回り、たまに繁盛している店舗に入って、客を装って当該店舗のスタッフと話をして情報を入手していますか?
・商業施設に行ったら駐車場をチェックして、車の種類で来店している客層がどういった層かをチェックしていますか?
まだまだありますが、こうしたことをしないで、過去の栄光を未だに信じて、過去のやり方を引きずってやっているようでは、この保険ショップM&Aバブルのうちに売却された方が良いと思います。

日々、お客様の変化を感じて保険ショップ自体を変化させているからこそ「保険ショップ経営は面白い!」のです。
保険ショップ経営者の方で、今、経営が面白いと感じられていなければ、今あるすべてを断捨離してみることをお勧めいたします!