- 2020/05/19
- ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ
ファミリーレストラン大手の「ロイヤルホールディングス」は、新型コロナウイルスの感染拡大で収益が悪化していることを受けて、全国のおよそ1割にあたる70店舗程度を来年12月までに閉店すると発表しました。
発表によりますと、閉店するのは「ロイヤルホスト」や「天丼てんや」、それに企業の委託を受けて運営している食堂など、収益の改善が見込めないおよそ70店舗になります。これは国内全体の店舗数のおよそ1割に当たり、当該社では来年、2021年12月までに閉店させるとしています。
理由について、ロイヤルホールディングスは、新型コロナウイルスの感染拡大で収益が大きく悪化し「不採算店の整理が必要だと判断した」としていて、従業員の雇用はグループ内の配置転換などで維持する方針だとしています。当該社では、感染拡大で店舗の臨時休業や営業時間の短縮などを続けており、主力のファミリーレストランの先月の売り上げが6割近く落ち込むなど厳しい状況が続いています。
保険ショップも商業施設内出店の店舗は「休業」を余儀なくされています。徐々に再開の動きにはなっていますが、コロナ禍の中、必要なものだけを買って直ぐに帰るという「目的買い」の傾向が強まると考えていますし、一度行かなくなった商業施設に客が戻るまで一定期間かかると推察しますので、しばらくの間、商業施設自体も保険ショップも来客が限られると考えます。
既に、アパレル小売りやフードコート出店の飲食店も今後、引き続き商業施設に出店を継続すべきかの検討に入っているとも聞いています。
従って、保険ショップもロイヤルホールディングス同様に、このタイミングで一部店舗の退店を検討する必要があると考えています。今、頑張ろうにも「要因が新型コロナで見通しが立たない」ため、頑張り続けると「全滅」の可能性もあり、全滅を避けるために一部店舗を退店して「余裕」を作っておく必要があると思います。
スタッフは「オンライン保険相談」に回して、自宅から対応できるようにすれば十分かと思います。
商業施設は今後苦しくなるので、家賃等を下げて、逆に保険代理店には「出店要請」が沢山舞い込んで来ると思いますが、ここで出店したら命とりになる可能性があります。ここは慎重に、出店は一切考えずに退店を検討する時かと思います。まだ良い時に決断しないと、全てを失いかねません。
経営判断が求められますね。
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- 2020/05/15
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大型小売店の出店が急減していることが報じられました。
2019年度の新設届け出は430件前後と、比較できる2001年度以降で最低になった模様でピーク時の半分近い水準になります。
地方の人口減などが響き、成長余地のあるドラッグストアを除き市場がほぼ飽和しているのが要因。新型コロナウイルスの感染拡大の影響でネット通販が急成長する中、大型店の出店のペースはさらに鈍りそうだと報じていました。
新型コロナウイルス対応で国も「生活様式」を変えるよう指示しています。
実際、ステイホームで生活が変わったという方も多いと思います。
レストランでの食材が売れなくなった農家は、農家と直接お客様をつなぐ「食べチョク」というサイトを使って野菜等を販売したり、レストラン自体が契約農家から仕入れた野菜等の販売をしたりしています。ネクタイ派手夫も近くのレストランで販売していた野菜を購入ましたが、とてもフレッシュで、スーパー等で買うサラダと比べると価格も安く味も良くて、かなりの差を感じました。こうした事が続くとスーパー等で野菜を買わなくなりますよね。また、新聞販売店が弁当を配達して好評とか、各地の有名なお土産のお菓子等のメーカーが賞味期限切れとなるお菓子等をパックにしてネット販売して好評とかと「消費者のモノを買う」行動が大きく変わっています。
知り合いの一人が、ヒマだから毎日パソコンの前に長時間いるので、毎日アマゾンから荷物が届くようになったと言ってました。「出かけることなく、ネットでモノが買え、しかも意外と便利」であることを再認識したという声が圧倒的になっています。
生活様式を変えることで、今後、商業施設に人が集まるのでしょうか。緊急事態宣言が解除されればドッと人が押し寄せて商業施設に行った方は新型コロナウイルスの感染の恐怖を感じて、その後、行かなくなるのではないでしょうか。また、長い間、閉店し「疲弊したテナントが退店」していけば、商業施設自体にわざわざ行く魅力がなくなると思います。
商業施設内に出店している保険ショップも、対面でなく「横並び」で面談することが求められたりするのでしょうか。名刺交換はオンラインでとも国は言っていますので、これまで当たり前だった「接客」そのものを再構築する必要が生じて来ますね。
高い家賃を払って出店している商業施設自体に「集客力」がなくなれば出店する意味がなくなりますね。しかも、今回のように「商業施設の自粛に伴って閉店」という事態を経験して商業施設出店のリスクを改めて感じたと思います。
デベロッパーとしての商業施設自体の立ち位置も大きく変わると思います。
少なくても全ての保険ショップは、商業施設のリーシング担当に家賃の下げ等の条件交渉をしていきましょうね。
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- 2017/08/04
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夏休みに突入し、商業施設にはお子様で賑わっていると思います。
この季節、商業施設はクーラーも効いていて格好の遊び場になりますね。
こうした「目的のない」子ども達を保険ショップのイベントで元気にしてあげましょう。
夏のイベントで過去やったことのあるものを幾つか紹介したいと思います。
「カブトムシ」プレゼントイベントは昔、地方で良くやりました。夜遅く、山の持ち主に事前に許可をいただいて山に入り、白い布を張って、ここにライトをあてると、色々な虫が寄って来ます。この中から、カブトムシをゲットし、翌日のイベントで「カブトムシと遊ぼうイベント」を開催していました。カブトムシなのでメインは男の子になります。
カブトムシを取りに行く手間はかかりますが、親も一緒になって昔を懐かしんで参加され、異様な盛り上がりとなります。都会では無理ですが、山が近い保険ショップでは一度トライされても良いかと思います。
あとは、風船釣りでしょうか。
これは普通に売っているので誰でもすぐに出来ます。
但し、「水の管理」が必要になりますで、商業施設と打ち合わせをして、十分に水漏れ対策をして開催下さい。水に浮いた風船を釣るという屋台っぽいイベントですので、男女問わず来店で盛り上がりますよ。
自分でイベント管理するのは面倒だという方は、業者さんに依頼されることをお勧めいたします。「ドクターフィッシュ」をご存知でしょうか。水槽に足を入れるとドクターフィッシュが寄って来て角質を食べてくれるという夏ならではのイベントになります。大型の水槽は保険ショップ前にはおけませんので、一階の催事会場を借りるとか外の駐車場を借りるとかして開催できます。水槽は一度に10名が入れる大きさのモノもあり多くの来店客を創出出来ます。しかも、角質を食べられて肌を触ったらツルツルするという感覚を得るためには10分ほどを要します。この10分間を活用して「保険クイズ」大会を開催すると、答えを間違えたお客様が、その後、保険ショップに相談に来られるという道筋を作ることが出来ました。
如何でしょうか。
夏のイベントは、日替わりでお金をかけずに、繰り返しやることに意義があります。行くところがなくて商業施設で時間潰しをしたいという方々をイベントで引き寄せ、楽しんでもらうことが大切です。
ここから確実に保険相談に繋がります。スタッフも童心に帰って子供たちと一緒に遊ぶことが大切です。
8月もまだまだ日があります。
お盆の時期は帰省され、久しぶりに地元商業施設を訪れる方も多いので、イベントで保険ショップの存在を知って貰うためにも、お盆は必ず「小イベント」を開催しましょう。
こうしたイベントを繰り返すことで保険ショップに人が途切れないのです。
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- 2017/07/28
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保険ショップは「サービス業」です。
保険ショップで保険を販売するのではなく、もっと前の段階で、保険ショップを体感してもらうことが必要です。
そのためには、保険以外のアイテムを揃えています。
7月に開催された結心会定例会で、こうしたアイテムを幾つか紹介しました。
その一つが「家系図作り」。
明治になって150年。戸籍を遡ることで、家系図を作成することが出来ます。地方の地主の方や富裕者層に人気があり、お子様がお父さんへのプレゼントとして活用されているケースも多いとか。家系図を作ることで親族関係も全てわかりますので、資産形成系の紹介案件にも繋がりますよね。家系図を作る提案で喜んでいただき、フィーもいただき、親族の紹介までいただければ言う事ないと思われませんか。
「金の積み立て」も紹介しました。
月額1000円から始められるオンラインの純金積立サービスで、資産形成の一つに「金」の保有の提案は良いかと思っています。オンラインから口座開設が出来(当然、審査はあります)本人確認書類を提出すれば口座開設完了となります。取扱商品は純金・プラチナ・純銀の3種類。毎月1000円以上で購入金額を決めて購入する方法や、毎月1g以上の数量を決めて購入する方法があります。スポット取引も出来、1時間おきに更新される業者の小売価格をチェックしてお好きな時に購入、売却も出来ます。年会費は1200円で手数料も一律2.8%と分かりやすいですよね。個人のバランスシートをチェックする際に資産の分散として預貯金を純金にしておくことはお客様に提案し易いですよね。
最後に、「手洗い洗車FC」の紹介もしました。
大量の水を使用せず洗剤を活用して「出張洗車」をするFCを保険代理店にご提案いただきました。出張洗車をしていただくのは、障がい者の皆様となります。障がい者自立化を推進するために始められた事業で、洗車受注のFCに保険代理店をなることで、CSRを実現しようという提案でした。地元で頑張る保険代理店が社会貢献できるアイテムとしては事業性もあり良いと判断しました。障がい者支援をされている多くの企業から社有車の洗車依頼があるそうで受注には困らない感じがしています。洗車によって自動車に触れることで、車検証や自賠責保険証券のコピーをいただける可能性もありますよね。任意自動車保険の切り替えは時間がかかりますが、自賠責保険は手間いらず。
如何でしょうか。
こうした保険とは関係のないアイテムを多々揃えて保険ショップや保険代理店ではお客様に提案をしています。
保険に加入するまでに、保険ショップ、保険代理店を感じてもらうことを多様化の中に探してみませんか。
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- 2017/07/21
- ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ
最近の保険ショップ動向で注目すべき展開を二つ、ご紹介したいと思います。
一つは、「りそな銀行」が展開する「セブンデイズプラザ」。
りそな銀行自身が、銀行窓口の平日営業外時間や休日でも各種相談に対応する専門店舗として展開しているもので、既に、渋谷、横浜西口、立川、池袋、新宿西口、名古屋駅前、大阪梅田、天王寺、神戸、大阪・枚方に出店しています。
「いつでも・どこでも、お客様にご利用いただけるサービス」の提供を実現するために開発した「相談特化型ミニ店舗」という位置づけで、午後3年間で30店舗を目指すとしています。
特徴は、専門のスタッフか、資産運用、ローン、遺言、相続まで生活設計をワンストップでサポートするというもの。信託銀行の機能を持つ銀行ならではの切り口だと思います。
サラリーマン層を中心に土曜・休日の来店が増加しているそうで、保障性保険等の成約率も高いと報道されていました。相談内容も、住宅ローン、保険、iDeco、NISA、ファンドラップ、相続など多様とのこと。完全予約制で一組に対して約2時間を確保して対応しているそうです。
どうやって、「集客」しているかと言うと、りそな銀行がターゲット層に対してアウトバウンドコールやスマホ等へのe-DM等で案内して、同店のサービス内容等を案内しているそうです。これは強いですね。
保険は当然、複数の保険会社の乗合ですが、元々銀行窓販代理店が運営していますので、資産形成系の強い保険会社勢ぞろいという感じになっています。
また、セブンデイズプラザのサイトを見ると、骨董品の勉強会といった変わったセミナーもあり、面白いと思いました。
二つ目は、損保ジャパン日本興亜社の直接運営店舗「やさしい保険ショップ」。
宇都宮、高崎、徳島、松山、福岡の5店舗を有する保険ショップです。
特徴的なことは、損保ジャパン日本興亜関連の保険会社しか扱わない事。昔はアリコの「いいなショップ」もあり、アフラック保険ショップは今も各地にありますが、限定した保険会社商品のみを扱う保険ショップとして面白い展開だと考えています。
比較推奨等をするまでもなく、損保ジャパン日本興亜のファンを対象に保険相談できるという設定は興味深いですね。最近は損害保険代理店が減り、今まで加入していた保険代理店がいなくなってどうしたら良いかわからないという方も多いように思います。こうした方にとっては意外と聖地になるかもしれませんね。
こうした窓販から脱却し、普段、銀行で接触できない顧客との接点を見出し新しい需要を創出しようという思惑の銀行による保険ショップ、自社商品のみを扱いコアな顧客との接点を深めようとする保険ショップと「新型」ショップが登場して来ています。
新しい保険販売チャネルを何処に求めるか?
資金力のある企業には勝てないかもしれませんね。
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