ファミリーレストラン大手の「ロイヤルホールディングス」は、新型コロナウイルスの感染拡大で収益が悪化していることを受けて、全国のおよそ1割にあたる70店舗程度を来年12月までに閉店すると発表しました。
発表によりますと、閉店するのは「ロイヤルホスト」や「天丼てんや」、それに企業の委託を受けて運営している食堂など、収益の改善が見込めないおよそ70店舗になります。これは国内全体の店舗数のおよそ1割に当たり、当該社では来年、2021年12月までに閉店させるとしています。
理由について、ロイヤルホールディングスは、新型コロナウイルスの感染拡大で収益が大きく悪化し「不採算店の整理が必要だと判断した」としていて、従業員の雇用はグループ内の配置転換などで維持する方針だとしています。当該社では、感染拡大で店舗の臨時休業や営業時間の短縮などを続けており、主力のファミリーレストランの先月の売り上げが6割近く落ち込むなど厳しい状況が続いています。
保険ショップも商業施設内出店の店舗は「休業」を余儀なくされています。徐々に再開の動きにはなっていますが、コロナ禍の中、必要なものだけを買って直ぐに帰るという「目的買い」の傾向が強まると考えていますし、一度行かなくなった商業施設に客が戻るまで一定期間かかると推察しますので、しばらくの間、商業施設自体も保険ショップも来客が限られると考えます。
既に、アパレル小売りやフードコート出店の飲食店も今後、引き続き商業施設に出店を継続すべきかの検討に入っているとも聞いています。
従って、保険ショップもロイヤルホールディングス同様に、このタイミングで一部店舗の退店を検討する必要があると考えています。今、頑張ろうにも「要因が新型コロナで見通しが立たない」ため、頑張り続けると「全滅」の可能性もあり、全滅を避けるために一部店舗を退店して「余裕」を作っておく必要があると思います。
スタッフは「オンライン保険相談」に回して、自宅から対応できるようにすれば十分かと思います。
商業施設は今後苦しくなるので、家賃等を下げて、逆に保険代理店には「出店要請」が沢山舞い込んで来ると思いますが、ここで出店したら命とりになる可能性があります。ここは慎重に、出店は一切考えずに退店を検討する時かと思います。まだ良い時に決断しないと、全てを失いかねません。
経営判断が求められますね。