都心から離れた東京郊外の集合住宅に最近よくキッチンカーを見かけます。しかも、日替わりで出店していて、住んでいる方々が利用されています。「3密を気にしなくていいし、美味しいランチが気軽に楽しめて好評」とのことです。
キッチンカーはオフィス街で人気でしたが、在宅勤務の浸透で需要が減少。そうした中で活路を見出だしたのが住宅地だったそうです。
メニュー構成・営業時間も住宅街向けに工夫することで家族連れの客はプロの味を食卓に加えられて、子どもにあったものを一緒に食べていると好評とのことです。営業時間も夜7時までに拡大したことで夕食需要をつかんだそうです。
一方、新型コロナの問題に直面したことで、全く新しい顧客を掘り起こしたキッチンカーもあります。タコライスのキッチンカーが出店したのは「病院」。緊急の対応や感染予防のため病院を離れられない人たちにとって、キッチンカーの食事が日々の楽しみになっているそうです。この病院に勤める方は「10年以上そばかカレーかサンドイッチしか食べていなかったけど、食事の喜びがでますね」と話されていたそうです。
では、キッチンカーってどうやって出店できるんだろうと思いになりませんか。
駐車場所をきちんと確保しなくてはならず、マンションやビル側との交渉が必要。そうした交渉を代行して仲介する会社も出てきたそうです。こうした会社への相談は直近の半年間で10倍に増えたそうで、キッチンカーを目にする機会がもっと増えるかもしれません。
「客がいないなら、いる場所に!」。
発想の転換で活路は開けるということをご紹介したくて、キッチンカーの話題を述べてみました。これを、保険ショップに置き換えてみれば、如何でしょうか。
『保険ショップカー』!
岐阜の大垣共立銀行では車を使った移動型銀行出張所がありますが、保険ショップの移動型もあって良いと思いますね。
或いは人の多い駅構内に最近は、「一瞬だけ仕事ができるボックス型レンタルオフィス」を見かけますが、駅構内設置型『保険相談ブース』もあって良いかと思います。
人がいるところで言えば、持病の薬を定期的に貰いに来ないといけない『調剤薬局内保険ショップ』、車の車検でどうしても行かないといけない『整備工場内保険ショップ』も有りかと思います。
実は、これらすべては既に実施済みのものもありますし、検討中のものばかりです。
新しい保険相談の潮流の一つは「お客様がいらっしゃる場所に保険ショップごと行く」だと思いますね。