「認知症カフェ」ってご存知ですか。
ネクタイ派手夫は「散骨カフェ」や「終活カフェ」の存在は知っていますが、「認知症カフェ」は初めて耳にしました。しかも、何と全国におよそ7000か所あるそうです。「認知症カフェ」は、初期の認知症の人とその家族の孤立を防ぎ、心理的な負担を減らすために、地域や専門家とつながり、悩みを相談できる場となっているそうです。
この認知症カフェに対して、新型コロナウイルスの影響について、厚生労働省が専門家のグループに委託して全国の自治体を対象に初めて調査を行い、およそ70%に当たる1240余りの自治体から回答を得た結果、今年8月末時点で実に83%が新型コロナウイルスの影響で再開に踏み切れていないことが分かりました。
理由については、開催場所が高齢者施設だったため使用できなくなったほか、利用者の多くが80代以上で、飲食も伴うため、感染のリスクを排除できないことを挙げるところが目立ちました。
カフェの休止に伴い認知症の人とその家族に影響があったかについては、23%の自治体が「支障があった」と答え、外出先を失い家にこもりがちになるケースや家族関係が悪化したり認知症の症状が進んだりしたとみられるケースがあったということです。
「集える」「相談できる」大切な場所がなくなれば、情報入手や意見交換、悩み事・困り事等を相談できなくなってストレスがたまり負のスパイラルが起こるだけですよね。
こうした「場」として「ガスショップ」や「車のディーラー」あたりが手をあげています。ディーラーは主要幹線道路沿いに大きなショールームを有していて駐車場もある巨大インフラですので、インフラとしては最適かと思います。しかも、車の持ち主にはシニアも多く、シニアの認知症予防対応に以前から取り組んでいます。お客様のシニアが認知症になって免許返納になれば単純に車の買い替えや車検がなくなりますし、自動車保険もなくなります。この対応のために車のディーラーでは地域の認知症予防に積極的にかかわっていて、これを「認知症カフェ」的存在に進展させれば良いので簡単にできると思います。
ガスショップはガス漏れの際に緊急対応するので住宅地の中にあり、ガスというライフラインを押さえる場でもありますので、ここが地域の認知症カフェ的存在になれば利便性は高いと思います。
当然、保険ショップ、調剤薬局、整備工場等でも同じことはできると思います。
色々な問題や悩み、困り事等を持つ方々が集い、相談できる地域に欠かせない「場」として使えるように、あなたの保険ショップや保険代理店事務所を変化させてみませんか。