新型コロナ禍の収束が見通せない中、一人暮らしの「おひとり様」がパートナーを求めて動いているというニュースが報じられていました。
これまで時間とお金を自由に使って「おひとり様」を満喫していた特に50代以上でこうした傾向が強いそうです。セコムが政府の第一回目の緊急事態宣言解除後の2020年6月に20代以上の男女計500人に実施した「老後の不安に関する意識調査」によると、50代女性の90%、50代男性の86%が「不安」と回答したそうです。
ソロキャンプが大ブームになったり、通販等でも一人分の鍋料理の具材セット等が好調で、近所にも「ひとり焼肉専門店」や「ひとりカラオケ店」等があり「おひとり様」がこの世を謳歌してように思っていましたが、新型コロナ禍の中、「在宅が長くなるにつれて寂しさと不安が募るようになった」そうで、見合いをしたり、同性の友人とコロナ対策を講じた家に一緒に住もうと話し合ったりするなど、先行きの不透明な今を如何に過ごすか、より良い老後のあり方を模索しているそうです。興味深いニュースだと思われませんか。
「ひとりで生きていくのは普通」だった世の中に新型コロナで実際に人との出会いが減ったことで「ひとりで生きていくことの不安」が表面化して来たようです。ここに来て改めて「コミュニティ」の存在が求められていると思います。
保険ショップは保険を売る場所ではなく、地域の悩み事、困り事等何でも話が聞いてもらえる場所として存在しています。その解決策の一つが保険であるに過ぎません。このニュースを見て、「保険ショップのコミュニティとしての存在価値を高めて行く」必要性を感じました。最近は保険ショップでのイベントが開催できず、新たな人ととの出会いが減少していると思いますので、まずは「保有しているお客様」にお電話やDMを出してお困り事や悩み事等がないか積極的に聞くことが大切かと思います。イベントでなく、「一緒に話しましょう」といった企画をされることをお勧めします。
で、保険ショップに来店いただき、会話をするだけでお客様に喜んでいただけると思います。その際にお知り合いのお一人様で寂しくされている方にもお声掛けしていただくように依頼すれば新規のお客様の来店はあると思います。
現在、宅配業者と提携して、荷物を届けられた際に配布物を渡していただき、ここから保険ショップに来店誘導してみようかという企画もあります。宅配業者の方は日々荷物を届けられている中、お住いの方がおひとり様かどうかわかりますので、宅配業者の配布したチラシから「一緒に話をしたい」方を来店誘導できないかと考えています。
コミュニケーションを取りたい方が増えているので、いつでも気軽にお話ができる場所として保険ショップがあることを認知させていく必要があると思います。お客様がお気軽に来店いただけるよう、保険ショップのスタッフは今まで以上の「笑顔」で店頭に立って下さいね。