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「ワタミ」に学ぶ

  • 2017/03/10
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ
毎日曜日の朝は、がっちりマンデーを観ています。今回は「ワタミ」を取り上げていました。
ブラック企業として叩かれ、店舗数が急減し売上が大きく減少し、経営破たんの噂も流れたワタミが少しずつ復活しているという内容でした。

ネクタイ派手夫はお酒を飲まないので居酒屋に行くことは年に数えるほどしかありません。居酒屋の筆者のイメージは、「何でもある」、「安い」、「美味くはない」というところでしょうか。ワタミはその代表例だと思います。

そんなワタミが、別の屋号で店舗展開していると初めて知りました。
それが、「ミライザカ」と「三代目鳥メロ」だそうです。全く興味のない筆者はこれらの屋号に気付いたこともありませんでした。
で、今までは何でもあったのに対して「特徴のある商品作り」で人気を回復しつつあるとされていました。テレビに登場された店長は「何でもあるということは何もないということ」と仰っていました。その通りだと思います。

この放送を観ながら、保険ショップと重ねてみました。あれだけテレビCMをやっている保険ショップですら、多くの顧客は屋号が分かっていません。「テレビでやっている保険ショップですよね」といって全く異なる屋号の保険ショップに来店されるお客様も少なくありません。
ということは保険ショップも「特徴がない」という訳です。
何処の保険ショップも同じような造作、同じような場所に出店していて、スタッフもどこに行っても同じような格好で接客しています。
「複数の保険会社からお客様にマッチして保険商品をご一緒に探してみませんか」をキャッチに展開しましたが、「何でもあるは何もない」と同じことだと思います。

では、どうするか?
「驚くような場所に出店する」、「保険会社一社しか取り扱わない店舗を出してみる」、「造作を全く変えた新スタイルにする」等々の対策が必要になっていると思います。
放送の中、経営破たんした「NOVA」も出ていましたが、ここは「教室スタイル」から「カフェ・スタイル」に変え、復活を図っていると紹介されていました。

保険ショップも大きく変化しないと、生き残れない時代になっていると思います。
併せて、ワタミ復活の要因に「新人社員研修」を取り上げていました。従来は忙しくて店長に任せていた新人教育を本部の専門部署一括管理で実施したところ、退職者も減り、成果が上がっているとのこと。
これも、保険ショップ運営に役立つ情報だと思います。
保険ショップ成功の鍵は「人」です。訪販の募集人を並べた保険ショップは過去も間違いなく終わっています。保険ショップには保険ショップ専用の教育が必要です。
意外とわかっていない方が多いですが、こうしたポイントを幾つか押さえるだけで間違いなく保険ショップは成功します。

他業種・他業態を見習い、変貌して行くことで、保険ショップの復活もあると思いますね。