新年度に入りましたので、たまに「保険ショップ業界の現状」をまとめてみたいと思います。
1.出店先
商業施設への出店が従来「主」でしたが、商業施設自身に集客での陰りが顕著となり、商業施設そのものの撤退にまで至っては、今後、「商業施設に出店」というスキーム自体を見直す必要があると考えます。大手保険ショップも最近は積極的に退店をし始めています。それほど魅力が無くなったという事ですね。
そもそも商業施設への出店は「定借」の満期が数年と短く、退店時にはスケルトンにしないといけない等の縛りがある中で、当時バブリーだった保険ショップが出店競争をし続けた結果、家賃の大幅上昇と入札という状況を引き起こしてしまいました。流石にウンザリでこの段階で引かれた保険代理店も多いと思います。
商業施設は「デベロッパー」に徹した結果の集客大幅減ですので自業自得だと思います。
では、何処に出店するのか?
「ロードサイト」で十分のような感じを持っています。
ここに小学館集英社の「ドラキッズ」提携店舗を絡ませれば、コストも軽減でき、一石二鳥の感じがしています。
全く新しい場所への出店もトライ・エラーを繰り返しながら行い、新しい新世界を探して行く時がいよいよ来ましたね。
2.集客
「保険ショップは保険代理店業ではなく、サービス業!!」
この話を繰り返し言い続けていますが、腑に落ちている保険代理店は相変わらず少ないですね。
でも、これが分かっている保険ショップでは集客にそんなに変化はないと思います。
元々、募集関連行為者から「リーズ」を購入している訳でもなく、自らイベントをやったり、日々ホームページのアクセスを増やす努力やポスティングやハンディングをしたりと地道な努力で集客を重ねて来ました。その積み重ねは決して崩壊することはありません。逆に、勢いに任せて出店を加速し続けた所は、今、青息吐息だと思います。
お客様は、あなたの保険ショップが「金儲けでやっているのか」、「本気でお客様と接して最良の提案をすべく努力を惜しまない所なのか」を良くご存知です。
日頃のチョットしたお客様対応が集客を決めているので、出来ている所は今のままを続けて行けば良いと思います。
3.教育
保険ショップ成功の肝は「教育」です。これが分からない方は「出店場所」だとか「集客」だと仰っていますが、根っこは教育です。
画一的な教育でなく地域に根差した教育、顧客に如何に寄り添えるかの教育等が幹となります。
新年度に入り、今は「教育」に力を入れる時です。
自社教育では限界がありますので、「外部講師を使った教育!」、これがベストです。
基本に戻って、教育をしてみませんか。
当たり前の内容で恐縮ですが、保険ショップ業界が直面している3題について簡単なコメントをしてみました。
兎に角、今は躊躇せずに思ったことをやってみることが、保険ショップ事業では大切です。
トライ、エラーを繰り返す中で必ず道が開けて来ますので、諦めず取り組んで行って下さい!