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こんな時でも人と会いたいと思わせるには

  • 2020/06/08
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ
新型コロナの中、初めての人に会いたいと思いますか。
多くの方は「NO」だと思います。
こんな時に、オンラインで話ができれば、当然、そちらをチョイスされますよね。
こうした背景で、オンライン保険相談も活況を呈しているようです。

ネクタイ派手夫も先週は1時間刻みで4尺連続オンラインミーティングが入る日もあり、しかも最後の打合せが終わったのは20時ということも体験しました。時間も関係なしに多くの方と会える新しい形であることは間違いないと思いますが、保険ショップというリアル店舗ではどう対応するのかを考えていく必要が生じてきました。

従来、保険ショップは人の集まる大型商業施設を中心に出店し、商業施設の持つ集客力を頼りに、店舗では色々なイベントを繰り返し実施することで集客していました。
子供たちを対象にした「モノづくり」イベント、「ダーツ」イベント、「ガラポン」イベント、女性をターゲットにした「オーラ測定」イベント、「ネイル」イベント、「占い」イベント、シニア対象の「血管年齢測定」イベント、「ゴルフ」イベント、個人事業主を呼び込むための「税務相談」イベント等々、数えきれないほどのイベントを創り出し、実施することで欲しいターゲット層を集客していました。
ところが、こうしたイベントは今や「三密」となり、今後「イベント集客はできない」と思います。

となるとどうするか?「属人性」に頼るしかないかと考えています。
保険ショップ創業時、ホームページには店舗ごとのスタッフの顔写真と簡単なコメントを掲載しました。そうすると、このスタッフと保険相談したいとの予約が入り、そこから成約につながっていました。従来生保の属人性を断ち切るために創業した保険ショップも創業時は属人性に頼ってスタートせざるを得なかったのです。ところが、気に入ったスタッフにストーカーが付くといった事態に発展したため、写真掲載等は削除したという過去の経緯があります。

そうした中、東京・赤坂にはタレントもいる「保険女子」という保険ショップがオープンしました。創業時に戻ってスタッフの顔写真と名前をホームページ上に表記して集客を図っています。SNSも使って保険女子の活動をアップしていますが、こうした属人性がこの時代、もう一度必要だと感じています。「対応する人にスポットを当て、この人とならこんな時期でも会って保険相談したい」という流れでないと、ブランド力のない路面店の保険ショップでは仕方ないかと思います。

もともと、保険ショップには、おもてなし能力の高い「気の利くスタッフ」がいて、このスタッフの求心力で顧客が顧客を呼ぶという流れを作っていました。しかし、属人性があまり出すぎると保険ショップ本来の強みがなくなるため、微妙なバランス感で運営していましたが、ここは少しバランスを崩す必要があるかと思います。

新型コロナのワクチンや治療法が確立するまで1年半程度はかかると言われています。
リアル店舗を1年半後も存続させるために、まずは属人性を高める店舗運営も検討されては如何でしょうか。