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どういう人と、どういうモノやサービスを作るかは『志の連携』とかない

  • 2021/01/25
  • Dr.ウエノの保険コラム
保険スタートアップのジャストインケーステクノロジーズ(東京・中央)が、「スマートフォンアプリなどを開発できる自社のシステム基盤」を2021年1月末までに東京海上社とジェイアイ傷害火災保険社の2社に提供することが報じられました。スマホの高機能化で開発費が膨らんでおり、保険会社の「脱自前主義」が進みそうだと論じていました。保険会社は常に「内製化」しようとして、こうした外部と組むことは余りないことなので大変気になりました。

業界は違いますが、トヨタの車の定額利用サービスを手がけるKINTOは、JTBなどの大手旅行会社やイベント制作会社など20社近くと提携し、今年4月から車の利用と旅行やレジャーを組み合わせた新たなサービスの提供を開始することも報じられました。
具体的には、車を使った「ツアー」や行楽地での「駐車場の予約」、それに休暇の合間に仕事をするワーケーション向けの「キャンピングカーのレンタル」などを検討していまそうです。新型コロナウイルスの影響で、国内で旅行に出かける人や、日本を訪れる外国人の減少が続いているため、提携した各社では、感染拡大が収まったあとの需要の掘り起こしにつなげたいとしています。

こうした流れは大歓迎ですね。
今、企業経営の「質」を高めるには、『付加価値の創出』がポイントになると考えています。この『付加価値の創出』は残念ながら個社ではできません。ポイントは一つ!『どういう人と組んで、どういうモノやサービスを作るか』だと考えています。
今は『人の時代』でもあると考えています。従って、「人」と「人」との『志の連携』こそが勝ち残る唯一の方法かと考えています。そしてこれは『コラボでしか生まれない』と思います。

上記の「コラボ」は、その観点から考えると「志の提携」かと思います。
損害保険代理店は相変わらず保険会社主導による安易な「統廃合」が行われていますが、「志のある代理店ネットワーク」に参画してこそ、長年お守りして来たお客様に顔向けができると思います。特に態勢整備については保険会社に依存しても解決にはなりません。実際にお客様と接している代理店自らが考えて構築しないと「形」だけの態勢整備となって「魂」の混入ができません。

この「ネットワークの核に各地のモーターチャネルをと」画策しています。ショールームや整備工場という「インフラ」があり、地元優良企業であるモーターチャネルには顧客も多く、ここに周辺地域の専業代理店を組み入れることによって化学反応は目に見えて出て来ます。
同業の専業代理店同士が集まっても「ろくなことはない」ですし、船頭が多いとまとまる訳はないので、兼業代理店でもあるモーターチャネルを核に専業代理店の統廃合を進めたいと考えています。

保険会社主導でこの代理店と統廃合するよう言われて嫌気の刺した代理店の皆様、是非、一考下さい。