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ワタミがすし事業参入、くら寿司は世界一映えるZ世代向け店舗新設

  • 2021/12/13
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ
ワタミは、外食事業における新ブランドとして、寿司と大山どりのお店「すしの和」を展開するとして1号店を錦糸町南口駅前にオープンしたことが報じられました。「すしの和」はウィズコロナ時代の外食ニーズに対応した目的来店業態と位置付け、居酒屋からの業態転換を進めるとしています。ワタミでは、「ミライザカ」「鳥メロ」といった居酒屋業態を展開する一方で「焼肉の和民」「かみむら牧場」といった目的来店を意識した焼肉業態を基幹事業の一つと位置付けると共に、から揚げ専門店「から揚げの天才」やフライドチキン店「bb.qオリーブチキンカフェ」といったテイクアウトニーズにこたえる業態を積極的に展開してきました。今回のすし業界参入は、コロナ禍における外食ニーズは、より目的来店化が進んでいることをふまえての展開となるとのことです。戦略が明確ですね。

商品面の柱である寿司は大手水産会社と連携した仕入力をいかすことで、握り寿司を一貫88円(税込96円)からという価格設定にしたそうです。焼き鳥は1本88円(税込96円)からという手ごろなメニューとともに、銘柄鶏「大山(だいせん)どり」を使用したメニューもそろえたことが大きな特徴だそうです。

一方、くら寿司は第27期の新戦略に「スシテナブル」を掲げ、「安くて美味しい寿司を永続的に提供しサステナブルな経営を目指す」としています。その新戦略の中の「新たなユーザー層獲得」では、「スマホネイティブなZ世代に注目」するとビジョンを明確にしています。Z世代は流行や消費の新たな担い手と言われている世代で、ある調査によると、2020年時点でアメリカの消費の40%以上がZ世代で、金額にして約1430億ドルもの購買力を持つと言われているため、業界でも初となるZ世代向けの新店舗「くら寿司 原宿店」をオープンしたことが報じられました。

Z世代向け店舗「くら寿司 原宿店」のインテリアデザインのコンセプトは、「日本の伝統文化×トウキョウ・ポップカルチャー」だそうで、従来のイメージに加え、Z世代向け店舗ということで、さまざまなフォトスポットを用意し、世界一映える寿司屋を実現したとのことです。新店舗にはカラフル提灯ウォールや巨大浮世絵、ロゴウォールなど、フォトスポットが満載となっているそうです。

更に、新店舗の目玉となるのが、近未来的なクロームメッキのスイーツ屋台だそうで、自動クレープ焼き機を2台設置し、赤と黄色の2色に彩られたクレープを提供するそうです。
これらのスイーツはテーブルに設置されているタッチパネルからオーダーでき、スイーツを受け取った後は座席を離れて、明治通りに面したバーカウンターや、国立競技場や東京タワーが見えるテラスで食べることも可能にし、特にテラスは夜の夜景がキレイでおすすめなのだそうです。一度は行ってみたいと思うコンセプトを明確にした店舗かと思います。

保険ショップ運営には、大変参考になる話題かと思います。
①来店する目的が明確化してくる
②Z世代を対象とした思い切った店舗づくり
このヒントをもとに新しい保険ショップのコンセプトづくりをすると良いかと思います。
皆様、お分かりになりますよね。わからない方は有料でご指導させていただきますので、ご一報下さい。従来とは異なる戦略で攻めることが今は肝要かと考えますね。