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Nippon Life X なかなかコンセプトが凄い

  • 2022/01/17
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ
「Nippon Life X」をご存知でしょうか。

時代の変化に対して大手企業は硬直してしまいがちであり、変化に対応し、新たな体制を構築し、新事業を推進する「出島」戦略には大きな期待が寄せられていますよね。日本生命社も2018年にイノベーション開発室を組織し、2020年よりオープンイノベーション拠点「Nippon Life X」という統一ブランドの下、活動を開始しているそうで、未来の金融を模索する複合施設「FINOLAB」をベースとして、社内起業の促進やスタートアップ提携を軸に活動を行なっているそうです。色々なメディアを通じて紹介されていますので、意識して「Nippon Life X」をチェックしていって下さいね。

さて、「Nippon Life X」ですが、主軸として「ヘルスケア」「子育て・教育」「働き方・ダイバーシティ」「資産形成」をテーマに新たな事業価値の創出と社会課題の解決を目指しているそうです。

また、CVC(コーポレート・ベンチャーキャピタル)的に保険事業と関連性があるスタートアップに出資して本業との相乗効果を狙っているそうです。何と国内外のスタートアップ企業等へのイノベーション開発投資枠は300億円だそうで、流石にビックリですよね。いまでは米国の企業との協業や、ヘルスケア領域で新規事業を立ち上げるようになっているそうです。

出島組織は新しい領域に挑戦するので、打率が悪くなりがちですが、「まずは打席に立つこと」という考え方で進めて行っているそうです。「当たれば大きいので、ある程度の三振は許してください」と双方が納得できる着地点を模索しているそうです。
それには、「まずデジタルを先取りするために他社・他者から謙虚に学び、一緒にビジネスに取り組むこと。そして『生命保険×デジタル』。つまり、生命保険の知識と、デジタルの知識をかけ合わせ、日本生命だからこそできる事業、かつ、日本生命だけではできない事業を立ち上げて、発展させていく必要がある」としているそうです。更に、新規事業開発にあたっては、自社の強みと弱みを知った上で、「WHYニッセイ」なぜ日本生命がやるのか、という点を考慮しているそうです。

そして、日本生命のオープンイノベーションの最大のゴールは何かという問いに対して「ひとりでも多くの人の人生を豊かにすることにある。それは便利を超えた豊かさ。心を満たすことです。単品単発の瞬間的なものではなくて、10年後、もっといえば人生を振り返ったときに、日本生命に関わったすべての方々に『本当に豊かになったな』と思っていただくことです。そのような未来を実現するためにも、いろいろな方々と協業して取り組みを進めていきたい」としています。

日生さんにこうした展開をされてはかないませんね。