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コミュニティーの場としての保険ショップ

  • 2022/02/14
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ
長引く新型コロナウイルス禍の中、「異常が日常」に慣れてきたとはいえ、ストレスはたまります。そこで話題になっているのが、心の「もやもや」をノートを使って成仏させる「もやちんノート」だそうです。このノートは、まずイライラ、モヤモヤした気分を書き込み、その紙を容器に入れて、水を注ぎ、レンジで「チン」するというモノで、何とチンすると紙が溶けてしまうそうです。まさに日本人好みの「水に流す」を具現化したアイデアだとして売れているそうです。面白い発想ですね。商品のネーミングも「もやもやをチンして解消する」ということで「もやちんノート」になったのだと思いますが、わかりやすくて良いですね。

「コロナ禍の中、ストレス解消法は何ですか」というアンケートによると次のようなことが上位にランキングされています。
1位 好きなものを食べる・・・これでウーバーイーツが日常化しましたね
2位 買い物・・・爆買いが話題になりました
3位 友人と会話・・・おじいちゃんも孫とLINEで話すのは当たり前になりました
4位 趣味に没頭  5位 運動  6位 飲酒

2位の「爆買い」もストレス解消に貢献してきましたが、長いコロナ禍の中、人々の満足のあり方は変質し、「モノを捨てたり、消したり」と新たなスタイルが増えてきていて、上述の「もやちんノート」につながったと報じられていました。

最近は、ショッピングセンターでも「モノの満足を超えた取り組み」が始まっているそうです。ある商業施設では「もう少しお客様の懐に飛び込み、悩みと向き合うことはできないか」という発想から「トキメキデパート」というインスタグラムを始め、グループ力を活用した宣伝は一切せずに顧客の悩みや思い出などを募ったそうです。届いた悩みの一つが「頑張って仕事をしても、なかなか褒めてもらえない…」だったということで、まずはこの気持ちを解決しようと「妄想ショップ」と呼ぶ期間限定の小さな店を出すことにしたそうです。

その一つが「ほめるBar」で、2019年秋にオープン。20分500円で、クリエーターや結婚相談所のカウンセラー、ライターなど色々なジャンルのプロが話を聞き、褒めてくれるサービスだそうです。『モノを売るだけでなく、コミュニティーの場でもある次世代のSCへ』としてこの商業施設ではトキメキ事業部という横断的な組織を発足させ「妄想ショップ」を毎年秋に開催しているそうです。

・お坊さんが悩みを聞く「お坊さん喫茶」
・イケメンの声を楽しむ「イケボショップ」
・悩みを聞いて本を選んでくれる「選書屋さん」
・マニアの世界を教えてもらえる「大人の学校」
・髪は切らないけど、似合う髪形を提案する「ヘアスタイル屋さん」
・似合う服を指南してもらえる「コーディネート屋さん」など、幅広く展開しているそうです。

保険ショップでも使えそうですよね。
ブースの一つを定期的に変わる●●ブースにするだけで集客できます。
お薦めは昔実際にやっていた占いだと思いますよ。

『保険ショップがここまで成功したのは保険ショップで保険を売らなかったから』という名言がありますが、保険ショップは、こうした悩み事・困り事等々を聞くコミュニティの場として展開したが故に成功しました。
もう一度、考えてみましょう。