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アップルが作る「アップルカー」の世界

  • 2022/08/08
  • ネクタイ派手夫の保険流通革命メルマガ
世界で関心を集めながら実態はベールに包まれた「アップルカー」。米アップルは自動車を造ると明言していないそうですが、特許を着々と蓄積していると報じられていました。「iPhone」をはじめとする革新的な製品を世に送り出し、人々の暮らしを一変させた魔法の力で、乗り心地に配慮した「酔わない車」の開発や、モビリティーの未来の形が浮かんでくると報じていました。

その中の一つが「VRでドライブ中に異世界を体験できる」というものだそうです。
窓から景色を眺め、ラジオや音楽を聴いていた車内の時間の過ごし方に『ある時は警察官や逃走者の気分になってカーチェイスを繰り広げ、またある時は迫り来るゾンビを振り切るために荒野を疾走する。遠く離れたロンドンの市街地や架空の都市で優雅に車を走らせたり、歴史的な建造物を眺めながら教養のための時間にあてることもできる』といった「仮想世界に身を置く」という選択肢が加わるかもしれないとしています。アバター(分身)を通じたバーチャル会議への出席など、移動時間に仕事をこなせ、車内にいながらオフィスや自宅にいる参加者と同じ空間も共有できるそうです。

更に、移動中の車内でVR技術を利用すれば視覚と身体の感覚がずれ、車酔いする可能性がありますが、車の加減速と仮想空間での体験が連動する仕組みを取り入れるなどして、車酔いを軽減できるのではと報じていました。iPhoneで携帯電話に新たな命を吹き込み、情報の取得やコミュニケーションの形を一変させたように、クルマの常識や移動の概念を変える可能性を秘めることになります。

窓やミラーを介して差し込む太陽光のまぶしさを低減する技術、お年寄りや子供も乗り降りしやすそうな停車時に車高が低くなる機構、乗員の体感温度を最適にする環境制御――。アップルが取得した数多くの特許から垣間見えるのは、利用者を様々な困り事から解放する新しい「ユーザーエクスペリエンス(UX)」を追求する姿勢だと報じていました。

また、iPhoneやパソコンの「Mac」は難解な説明書を読まなくても簡単に扱えるシンプルさが売りでタッチ操作による入力など直感的で手軽な「ユーザーインターフェース(UI)」を重視してきましたので、特許にはジェスチャーによって追い越しや車線変更を操作したり、駐車場で「あそこに止めて」と言葉で指示したりする技術なども含まれるそうです。

更に、ミラーや窓、内装に関する特許も多く、洗練されたデザインで消費者を魅了してきたアップルの強みは車にも生きるのかも大きな注目点だと報じていました。
自動車は今後EVカーにすべてが変わることになりますので、アップルの作る「アップルカー」はどんなものになるのかワクワク感がありますよね。『移動する乗り物からモビリティーに』、損保の主力商品の自動車が大きく変わろうとしています。しかも、間近に!

保険も全く違う視点を持って取り組むことで、新しい時代に向け変化できると思います。「変化を楽しむ」ことで臨機応変な対応が可能かと思いますので、頭を柔らかくしていきましょう。

「One more thing……(それから、もうひとつ)」。アップル創業者の故スティーブ・ジョブズ氏はとっておきの商品を披露する際に好んで口にした言葉ですが、結心会の定例会でもビックリの内容を常に披露していますので、変化を楽しみたいという方は、8月25日~26日開催の結心会定例会に参加下さい。